"西域の流砂に埋もれる者達を顕せる風の如く"
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第12回 合同運行
今日は八月二日。
いよいよ各地のねぷた祭りが始まった。
弘前市で言えば審査運行の二日目だ。
この審査運行は一日と二日に行われるが、ねぷた団体はそのどちらかにしか参加できないことになっている。
そして、三日から七日までは自由に参加できることになっていたはずだった。
しかし、今年は少し事情が違うようだ。
近年、弘前ねぷた祭りは、市町村合併の影響などもあり、ねぷた祭りへの参加団体が増加傾向にある。
その状況下にあって、渋い顔をするのが道路の通行止め規制を取り仕切る弘前警察署だ。
参加台数が増えればそれだけ運行時間が長くなる。
夜十時までと決められた合同運行の時間が守られないとご立腹なのだ。
一方の参加団体からすれば、手間暇かけて作ったねぷたの本番で、時間遵守のためにと駆け足運行させられるというのは、ねぷた馬鹿にはあまり好ましいことではない。
この問題、双方に一通りの言い分があるとみえる。
そこを何とか調整するのが、主催者である弘前市役所の役目だ。
今年の祭りに先立って行われた弘前ねぷたまつり全体会議では、参加自由の運行日である三日と五日に参加希望がかなり偏ってしまい、運行終了時間が夜十時からかなり遅れてしまうという見通しから、市役所側から参加団体へ運行希望日の変更ができないかという提案が出された。
三日はいくつかの団体が変更を申し出たが、五日は土曜日と言うこともあり、変更を申し出る団体は無かった。
市役所側は、審査運行の際の一日と二日の振り分けに行ってきた伝家の宝刀である抽選という選択肢を行使するかと思われたが、踏みとどまり、今年は各団体への迅速な運行の呼びかけと運行開始時間の繰上げで対処することになった。
本来、主催者、参加者、関係者にとって喜ぶべき参加団体の増加という状況が、このような問題を引き起こすとはなんとも皮肉なことと言える。
合同運行は昔から行われていたものではなく、これも近代の産物だ。
昔は各自町内などを自由に回っていたものが、その後統合され同じルートを回る合同運行という形態が生まれたわけだ。
けれど、ここにきて弘前は更なる新しい運行の形態を考える必要が出てきたようである。
今日は八月二日。
いよいよ各地のねぷた祭りが始まった。
弘前市で言えば審査運行の二日目だ。
この審査運行は一日と二日に行われるが、ねぷた団体はそのどちらかにしか参加できないことになっている。
そして、三日から七日までは自由に参加できることになっていたはずだった。
しかし、今年は少し事情が違うようだ。
近年、弘前ねぷた祭りは、市町村合併の影響などもあり、ねぷた祭りへの参加団体が増加傾向にある。
その状況下にあって、渋い顔をするのが道路の通行止め規制を取り仕切る弘前警察署だ。
参加台数が増えればそれだけ運行時間が長くなる。
夜十時までと決められた合同運行の時間が守られないとご立腹なのだ。
一方の参加団体からすれば、手間暇かけて作ったねぷたの本番で、時間遵守のためにと駆け足運行させられるというのは、ねぷた馬鹿にはあまり好ましいことではない。
この問題、双方に一通りの言い分があるとみえる。
そこを何とか調整するのが、主催者である弘前市役所の役目だ。
今年の祭りに先立って行われた弘前ねぷたまつり全体会議では、参加自由の運行日である三日と五日に参加希望がかなり偏ってしまい、運行終了時間が夜十時からかなり遅れてしまうという見通しから、市役所側から参加団体へ運行希望日の変更ができないかという提案が出された。
三日はいくつかの団体が変更を申し出たが、五日は土曜日と言うこともあり、変更を申し出る団体は無かった。
市役所側は、審査運行の際の一日と二日の振り分けに行ってきた伝家の宝刀である抽選という選択肢を行使するかと思われたが、踏みとどまり、今年は各団体への迅速な運行の呼びかけと運行開始時間の繰上げで対処することになった。
本来、主催者、参加者、関係者にとって喜ぶべき参加団体の増加という状況が、このような問題を引き起こすとはなんとも皮肉なことと言える。
合同運行は昔から行われていたものではなく、これも近代の産物だ。
昔は各自町内などを自由に回っていたものが、その後統合され同じルートを回る合同運行という形態が生まれたわけだ。
けれど、ここにきて弘前は更なる新しい運行の形態を考える必要が出てきたようである。
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